イメージを持つこと
言うのは簡単ですが
意外に、実践するのは難しいものです。
微細加工でも、とても重要なことで、
イメージを持つためには、その基礎となる経験や知識が不可欠であり、
現実とのギャップを埋めるための探究心が必要になります。
例えば
仕上げ用のアートナイフで微細部品のバリ取りを行う場合
持ちにくい微細部品を固定する。
顕微鏡を覗き焦点を合わせる。
刃先のみを使用してバリを切り取る。
これだけの作業ですが、
実は大変難しく、根気を必要とします。
技術者により、製品にバラツキが出ますし、
精密微細部品の場合、キズを付けただけで、
不良品になってしまう場合もあります。
では、製作過程の一番最初、
CADCAMオペレータが
部品完成までをイメージ出来ていたらどうでしょう?
「例えば」 の作業が少なくなりませんか?
もしかすると、作業自体を無くす事が出来る可能性もあります。
大変な工程が減少、または無くす事が出来れば、
コスト削減、納期短縮、 作業者のストレス(これは私の場合ですが 苦笑)
に多大な影響を与えます。
では、難しい工程を減少、もしくは無くすために
どうすれば良いのか?
ここが経験や知識を必要とする所です。
微細加工.COMでは、これらのヒントがたくさんあります。
ぜひ、探してみてください。
2013.3.11
後藤寛人