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マシニングセンタによる切削加工で公差ボスや軸に発生する問題

ほとんどの切削部品には公差ボスや軸があります。

特に注意が必要な精度の、h6からh8、g6からg9等は

ミクロンでの精度が要求されます。

弊社ではプラスチックから金属まで出来る限り対応致しますが、

真円度や円筒度はマシニングセンタ自体の精度がそのまま出てしまう事と、

材質により変形が起こりやすい場合や形状によっては加工が困難な場合があり、

大変手間の掛かる精度出しとなります。

今回はボスや軸のある切削部品で良く起こる現象について挙げてみました。

現象1、ボスの根本にR形状や段が残ってしまう

原因、刃物の摩耗、欠損

現象2、ボスの先端、中間、根元で寸法が変化してしまう

原因、刃物の摩耗、欠損。 加工条件の不一致。 段取りの不備。

現象3、ボスの真円が出ていない

原因、加工条件の不一致。 マシニングセンターの精度。

現象4、ボスの加工面が粗い

原因、刃物の摩耗、欠損。 加工条件の不一致。 段取りの不備。

現象5、ボスにカケ、食い込みが発生している

原因、加工条件の不一致。 段取りの不備。 工具の干渉。 データの不備。取扱いの不備。

現象6、ボスに傷がある

原因、加工条件の不一致。 段取りの不備。 工具の干渉。 データの不備。取扱いの不備。

この様にボスに関してだけでも多くの確認事項があり、

材質の特徴や加工位置、部品形状等も考慮して高精度な試作部品を製作しております。

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