弊社に依頼を頂いたABS、PC等の樹脂部品には一体加工が不可能な形状や、
一体加工をすると加工時間が非常に掛かってしまう部品があります。
それを解消する為に、アンダー部や無理な加工を強いられる部分を
加工し易い形状に分割して加工後に溶着する手法を取ります。
その際、注意すべき点が二つあります。
強度と精度です。
分割すると聞くと最初に不安になる点は強度だと思いますが、
弊社ではその部品にかかる負荷の大きさや負荷のかかる方向を確認して、
用途に合わせた分割方法をご提案させて頂きます。
精度に関しても分割部品の位置決めが重要になってきますので、
勘合ボス、穴の設置や
精度部と位置決め部の同時加工などを熟考しご提案させて頂きます。
また、アルミ等の非鉄金属、ステンレス等の金属についても
深すぎて切削加工が出来ない等の理由で分割した部品を
ネジ止めして納品する事例も御座います。
但し、強度も精度も保証出来ない場合もあるため、
事前のお打合せをお願い致します。