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切削加工における隅Rとは。 大は小を兼ねないのです。

切削加工は切削工具を使用して加工を行うため、
どうしても、
切削工具(ドリル、バイト、エンドミル)の大きさに影響を受けます。
当たり前の例で申し訳御座いませんが、
φ10.0の穴にφ20.0のドリルでは、
穴が大きくなってしまうため使用が出来ません。
同じように部品の隅部についても、
四角穴の4隅が隅R5.0の場合、
半径R10.0のφ20.0エンドミルで加工を行うと、
隅部がR10.0になってしまうため使用する事が出来ません。
切削加工では、
部品の隅R以下の工具を使用しなければならないため、
大は小を兼ねません。
隅Rが小さくなるほど、
切削工具が小さくなり加工時間が延びてしまいます。
結果、コストにも大きく関わるため、
VE提案では隅Rの可能な範囲での変更をご検討頂きます。
切削工具の大きさは加工可能な深さにも大きく影響を与えます。
微細加工、精度加工を問わず、
切削加工において、加工隅Rは重要な部分となります。

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