弊社の加工方法の内、
材料を全体的に削り出すのではなく枠を作り
その枠内で製品を削り出す方法があります。
導電樹脂、摺動樹脂、ガラス入り樹脂、耐熱樹脂等
押し出し材のため丸材となる樹脂があり,
その中のEB-10という材料では
φ70までしか材料がなく、
小さい製品だと問題にならないのですが、
大きさがφ70に近くなって来るほど
枠から製品を切り離した際に
脆い材質のため
材料の外に引っ張ろうとする力で
製品にクラックが入り、
最悪 割れて製品が形になりません。
その際に行った対応が、
表面は通常どうりに加工を行い
裏面を加工するときに
全体の残し代を1.0程つけた状態で製品を削りだします。
製品をフリーの状態にして、
作成した治具にのせ最低限の抑えで加工することにより
完成することができました。
このように色々な加工方法を用いて対応しております。
担当:K(CAD/CAM)