トップページ > 微細加工職人のつぶやき
微細加工職人のつぶやき
微細成形品の仕上げ
試作の場合、 成形品、切削加工品を問わず、 効率が上げる部分は手仕上げで対応する場合が有ります。 特に成形品の場合は「ゲート」の処理が発生します。 「肉抜き」、「ザグリ」内に「ゲート」を配置出来ない場合、 「ナイフ」、「 … 続きへ
マイクロメーターを使った測定のポイント
汎用測定器の「マイクロメータ」は、 使い慣れると作業現場でも高精度なボス、リブ、薄肉部を測定出来ます。 但し、使用するにあたっての注意点もあります。 「マイクロメーター」で部品を測定する前には必ず、 「ブロックゲージ」や … 続きへ
切削加工パスを使い分けて製品面を仕上げる方法
「マシニングセンター」を使用して切削加工を行う為に 切削加工のプログラムを製作しなければなりません。 お客様が「CAD」で製作した3Dモデルを 「CAM」に取り込み、切削加工パスを製作して 「マシニングセンター」に入力す … 続きへ
成形品で発生するヒケの原因と対策
成形品を目視で確認した時、 本来であれば平面になる場所に窪みが出来る事が有ります。 それが、「ヒケ」と呼ばれる部分です。 「ヒケ」が起こる主な原因として、 ①部品形状による問題 ・成形品の肉厚が均一ではない ・肉厚が厚い … 続きへ
同時五軸加工について具体例
単純形状でも、 多方向からの切削加工を行わないと形状に出来ない加工では、 3軸制御のマシニングセンタを用いた切削加工の場合、 加工方向毎にクランプ方法の検討を行い、 工程毎の治具作成、原点出し等で時間が掛かっていました。 … 続きへ
射出成形におけるフローマーク解消時の注意点
フローマークを消すために射出を多段にして、 二段目の射出スピードを落とす事は効果的です。 射出スピードを落とせばフローマークは消えますが、 ゲートがシールして成形品がショートしてしまう事があります。 そこで、射出段数を … 続きへ
測定誤差を無くす為の精密部品検査における治具の必要性
受注を受けた部品の大、小に関わらず検査では、 一般公差なら問題の無い誤差範囲で測定寸法に個人差が出てしまいます。 しかし精密部品ともなればそのわずかな測定誤差が公差を満たしている良品なのか? 公差外の不良品であるのか?大 … 続きへ
平面度、平行度の精度加工
高精度の切削加工を行う事で必ず問題として発生するのが、 平面度、平行度等の幾何公差になります。 これらの幾何公差を満足する加工手順として、前処理、中間処理、後加工が有ります。 前処理として素材に合わせて熱を加え歪みをあら … 続きへ
試作型における収縮率の確認と工程短縮
試作型を中心に 小ロットの量産成形にも迅速に対応しており、 50t成形機が対応出来る大きさ、 通常成形が可能な材料で、 既に1000型以上の実績がある私達でも、 いまだに「この材料は何?」と言う事があります。 収縮率の確 … 続きへ
同軸度φ0.01の切削加工
同軸度φ0.01の高精度が求められる試作型では、 特に手を掛けずマシニングセンターによる切削加工を 行うとまず間違いなく同軸度は出ません。 その場合、弊社では位置の調整が出来る様に 精度部に削り代(調整代)を予め付けて置 … 続きへ