微細加工時のツール取替え
段取りの途中で1つのツールだけを取り替える場合、工具長の測定が必要です。しかし、新しく取り替えたツールと、もともと使用していたツールを工具長測定した時との間で、MCの温度変化によるZ軸の伸び縮みがあり、工具長の測定値に相対的な誤差が生じてしまいます。
微細加工時のツール同士誤差
高精度微細部品を加工する際には、たとえひとつのツールを取り替えたときでも、ツール同士の間で誤差を出来るだけ無くすことが必要になります。実際上は高精度の加工面を得るために、取り替えたツール以外のすべてのツールの工具長を再計測することで高精度の微細加工を実現できます。
微細加工時のツール再測定
高精度微細加工を行う場合には、通常の加工時は問題にならないツール交換も慎重に行う必要があります。ひとつのツールを交換する際も、工具長の再測定を付け替えた一本で行うだけでは不十分であり、精度を出すためには全てのツールを再測定する必要があります。