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Ⅶ. 測定における工数削減と品質向上のポイント

⑥反りが出てしまう高精度微細部品の測定のポイント

Before

微細加工部品の平面度

平面度0.01。相手部分との勘合部。

内側に歯車が組み込まれる部品は、高精度の穴やボスが多数作られ、かみあいがあるため位置についても精度が要求されます。極小部品でも片側に形状が集中する薄肉品は反りによる変形が発生してしまい、基準面が歪み背の高いボスが傾く為、正しい測定値を得られない場合があります。ギヤボックスやCCDベースなど形状が複雑で厚みが均一でないものは、反りやゆがみが発生し、フリーの状態では正確な基準を取ることが難しくなります。

After

高精度微細加工で治具を活用する

測定ジグを製作。使用時の固定位置を使い矯正にて測定を行う。

この場合も実際の使用用途を確認して、測定治具を製作する事が重要になります。
しかし、それでも確認が不足している場合は穴やボス全てに勘合する治具を製作して、その勘合具合を設計者に現物確認して頂くと間違いありません。製品の使用用途を確認し、実際にねじで締める箇所や当たり面に即した測定治具を製作します。こうすることで使用目的に応じた測定と寸法保証を行うことができます。

測定治具による微細加工品の測定

フリーな状態では材質上必ず反ってしまうような部品でも、実際の使用状況に合わせた測定用の治具を作成し測定を行います。こうすることで機能上の品質に問題がないかどうかをチェックすることが可能になります。